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辺境の山間に住む村娘・ルフナは、祖父の死をきっかけに、祖父の夢を知る。
既に人々の記憶から遠く離れた「大いなる災い」(世界戦争)で民衆の手から奪われた「茶」。残されていた日記には、民衆が茶を飲んで微笑む姿を見てみたい、とかかれていた。
祖父は自分の持っていた苗木で栽培を成功させてはいたが、その苗は病に弱かった。戦争で弱った大地に茶畑を増やしていくには、同じ夢を抱いて野に下ったかつての友──「彼」が持っていた、病に強い苗との交配が不可欠と考えていたのだ。
しかし、夢を自分のものと割り切っていた祖父は夢の達成を子供や孫に押し付けなかった。それ故か、「彼」の名前すら日記には記載していなかった。
日記から得られた手がかりは少なかったが、幼馴染のセインの制止をふりきり、ルフナは男装し、セインのつけてくれたボディーガード?猫型もののけのミントと一緒に「彼」を探す旅にでる。
「大いなる災い」以来、封印されていた禁断のテクノロジー。憂いをもって世界の平和を静かに祈る法王。法王警護機関、「聖騎士団(ナイツ)」。政治的実権を握るべく権力争いを続け、法王を利用しようとする貴族達。謎の暗躍を続ける「世界通商管理機構(ギルド)」。
少女の夢は、世界の思惑とからまり、薄氷の如く危うき「平和主義」のゆがみを露呈してゆく……
平和への祈りは通じるのか・・・それとも世界は再び争いをめざすのか。
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